60迎えて

リタイア後の日々を綴ります

初めての痛風

もう12年前、48歳の冬だった。
朝起きると足首に違和感があり、段々痛みが増していってる。
捻挫か何かだと思って労災病院の外科に行ってみたら
「尿酸値が高いことないでしょうか?」と先生に聞かれ
「あ~、これって痛風でしょうか?」
「一応レントゲン取ってみますが、そうかもしれませんよ」
で結局外科的には異常がないことがわかり、血液検査を依頼して
痛み止めをもらった。これが初めての痛風体験。
病院には自転車で行ったが診察を待っている間に激痛になり、一歩も歩けなくなってしまった。もうどこが痛いのかもわからない。痛み止めを飲んで夕方までひたすら耐えようやく家に帰ることができた。


尿酸値は若いころ(痩せてた)から10を超えていたが痛風発作は出たことはなかった。この年は熱いお湯に浸かるのが気持ちいいと生まれて初めて感じた冬だった。きっと年を取って代謝が落ち、通風の発作が出たのかなと勝手に納得した。


その後何回か激痛に襲われたことがあったが、痛み止めを切らして5月の連休に突入した時は3日3晩痛みで一睡もできなかったことがある。間違いなく痛風が人生で一番痛い経験だ。歯痛の20倍はあるかも・・。


北朝鮮の金正恩が足を引き摺って歩くのをTVで見たときは「正恩お前もか」と抱きしめたくなった。会社でも痛風仲間はその話題だけですぐ盛り上がる。誰かに痛風発作が出るとみんな気の毒そうに嬉しがる。人の不幸は蜜の味だ。本人も笑ってもらえるだけ少し救われる。この発作が出ているときは精神的にもうつ症状になるから同じ痛みを経験したことがある痛風仲間となら症状をつぶさに話して孤立化が避けられる。


そんな凄い病気なのだが、50を過ぎて会社を辞めたら発作がすっかりなくなってしまった。代謝の低下だけじゃなくストレスも相当影響あると思う。


みなさん、お大事に~ww

受動喫煙で体調不良に・・

今日は化学物質過敏症の患者さんの医療ボランティアで弁護士相談に同行します。


会社で扱う薬品や社員の喫煙による受動喫煙などが原因と思われる体調不良が続いています。過敏症は精神疾患とみるお医者さんもおり「気の病だよ」と対応を軽視する方々がおられますが、当人は大変な苦痛を受けています。


腰痛患者にも言えるのですが、脳が過剰反応を起こすと防衛する回路が構築され、小さな刺激でも大きな痛みや症状を発生させることがあります。有効な治療法が確立されていればよいのですが中々現実は厳しいです。


中毒になるのもこういった脳の病気なのかなあと思っています。だからその回路を壊すには刺激を遮断してさらに相当の時間もかかります。見た目には普通の人と同じに見えるだけに厄介な病気です。
アル中やネトゲ中毒の人に「お酒の量を減らして」や「1日2時間まで」では治らないのはその辺に理由があるんじゃないかなあ。

アルコール中毒について

今日はボランティア事務所にいるので昼休みに久しぶりTVを見てます。元TOKIOの山口さんが酒気帯び容疑で捕まったそうな。


コメンテーターの方が「〇〇といるときだけ酒を飲むようにしたらええ」とかを聞いてるとアルコール中毒の怖さ、中毒の怖さをさっぱり知らないんだなあと呆れます。本人は当然努力していると思いますが、周囲のサポートがないと寛解は難しいです。


私もネトゲ中毒になったときには自分でわかっているつもりでもどうにも自制できませんでした。中毒は治るものというより一生再発の恐れがあるもの、本人は必至です。